条件を表す言い方
●「~たら、~れば」のような条件形は、基本形に 「~てぃがー」をつけて表します。
例
1.かまんかい いふてぃがー、んみかいがまた。
(あそこに 行ったら 叱られる)
2.いしゃぬ ふぃーやい っすいゆ ぬんてぃがー なういどぅす はず。
(医者の くれた くすりを 飲めば 治るはずだ)
〇共通語の「食べるなら」「食べたなら」のように動詞の現在形、過去形の両方をとる「~なら」のような条件形はありません。
〇「学生なら」のように名詞述語に「~なら」をつけた条件形は、「がくせい+やい+てぃがー」のように「だ」にあたる言い方(コピュラ)に「-てぃがー」をつけて表します。
〇「~やいてぃがー」は、次のように意志を表す「~でぃ」形、「~名詞+たーな」などの形をとることができます。
例 うぬ みっじゅぎゃー ぬんな。ぬまでぃ やいてぃがー くぬ みっじゅ ぬみ。
(その水は 飲むな。飲むなら この水を 飲め)
例 ふぁいー にゅー たーな やいてぃがー いんとぅ まゆとぅ ゆぬむぬ。
(食べて 寝るだけなら 犬や猫と 同じだ)
譲歩を表す言い方
〇 「~ても」という譲歩を表すには、動詞の否定の形に「ーまい」をつけます。「ほぅんまい」「うらんまい」
例 からー いでぃや くーだ うらんまい、にんじゅー たらいどぅー。
(彼は 出て 来なくても(=出て来ないでいても) 人数は 足りる)