作り方
〇動詞によって、「らい」 「あい」をつけます。受け身と可能は同じ形になります。
〇命令形が「ーる」で終わるものは、「る」を「らい」に変えます。
例 「みーる(見ろ)」:「みーらい(見られる)」
例 「にーる(煮る)」:「にーらい(煮られる)」
〇「ふぁう(fau)(食べる)」のように「あう(au)」終わる動詞の受け身・可能形はう(u)を取って、「あい(ai)」つけ、「ふぁーい(faai)」のようになります。
〇「うむー(umuu)(思う)」のように「uu」で終わる動詞の受け身・可能形は「うむーい(umuui)」あるいは「うむいらい(umuirai)」のようになります。
例 「かう(kau)」:「かーい(kaai)」 「するー(suruu)(そろう」:「するーい(suruui)」
〇命令形が ーiで終わるものは-iをaiに変えます。たとえば り>らい、き>かい、り>らい、み>まい のようになります。
例 「なっじゅり(殴れ)」:「なっじゅらい(殴られる)」
例 「ったき(叩け)」:「ったかい(叩かれる、叩ける)」
例 「ゆみ(読め)」:「ゆまい(読まれる、読める)」
例 「んみき(叱れ)」:「んみかい(叱られる、叱れる)」
1.さぶろーや じろーん ばうひー なっじゅらいたい。
(次郎は 太郎に 棒で 殴られた)
2.じろーや うやんどぅ んみかいたい。
(次郎は おじいさんに 叱られた)
〇うかす(起こす)のように、-asIで終わる動詞の受け身・可能形は -ahaiのようになります。
例 ゆます(読ませる):ゆまはい(読ませられる)、うかす(起こす):うかはい
1.たろーや みかこん うかはいたい。
(太郎は 美香子に 起こされた。)
〇次のように被害を受ける人を主語にして、直接影響を受けるものを目的語(を格)にした受け身形も可能です。
例
1.たろーや じろーんどぅ ばたう なっじゅらいたい。
(太郎は 二郎に 腹を 殴られた)
2.いわさきしーしーや なかましんしーんどぅ ろんぶんぬ ほぅみらいたい。
(岩崎さんは 仲間先生に 論文を ほめられた。)
3.ばー ん゜ぬどぅ すりん さいふー とぅらいたい。
( 私は 昨日 すりに 財布を すられた(取られた)
〇次のような被害の受け身は受け身の形では表せません。
1.太郎は奥さんに逃げられた。
〇受け身の場合も、可能の場合も名詞を修飾するときはそのままの形で修飾できます。
例
1.んみゃ ふぁーいー むぬー んなない ふぁいにゃーん
(もう 食べられる ものは みな 食べてしまった。)
否定形
〇否定形は、「あいん」、「らいん」になります。否定の過去形は「あいっだん」「らいっだん」になります。
例
1.ばんてぃが ういびとぅがまー すてぃや いかいん
(私たちの お年寄りを 捨ててはいけない)
2.なかまが くーだかー どーそーかいや はじみらいん
(仲間(人名)が 来ないと 同窓会は はじめられない)