2023年12月26日(火)~2024年1月26日(金)まで、「星砂の話」の舞台である竹富島の古い民家(旧与那国家邸宅)をお借りして、『星砂の話』展を開催しました。
主催:人間文化研究機構 共創促進事業 「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」
共催:一般財団法人 竹富島地域自然資産財団
後援:地縁団体法人竹富公民館、竹富町立竹富小中学校
展示の内容
外観はこんな感じでした。玄関はなく、普通のお客さんは写真左手の縁側(三番座)から履物を脱いで上がります(イラスト、展示物制作:山本史、以下同)。
こちらは二番座です。竹富の伝統的な家は一番座、二番座、三番座、一番裏座、二番裏座などに分かれており、それぞれの部屋の機能が大体決まっています。二番座は仏壇のある部屋で、親戚などの客間としても利用されていたようです。(参考:旧与那国家邸宅パンフレット)
今仏壇には誰もいないので、絵を飾らせていただきました。
こちらは一番座です。一番座は一番格が高い部屋で、お客さんは一番座に通されます。
神棚は一番座にあります。神様が東(写真の右手)から入ってくるので、ものを置いたりして塞がないように気をつけました。
一番座から裏座に行くところには、星砂の話にまつわる御嶽の司である田中愛子さんの写真がありました(撮影:水野暁子)。
ことばの勉強は生活の場である裏座でするのが良いだろうということで、てーどぅんむに(竹富のことば)の解説は裏座に展示しました。
特別イベント
2024/1/8に特別イベントを行いました。竹富島の子どもたちを始め、大勢の方が参加されました。
絵本をみんなで朗読して、竹富島と星のつながりについて考えたあと、星の親子をイメージしたモビールを作りました。
出来上がったモビールは、展示期間終了まで展示の一部として旧与那国家に飾られていました。
みんなそれぞれ、こだわりのモビールを作っていたこと、子どもたちがすらすらとてーどぅんむにで絵本を朗読していたことが印象に残りました。