沖永良部語の短いお話1「18歳のシュークリーム」Okinoerbu-Ryukyuan Small Talk 1 "I was 18 and I had a cream puff for the first time"
沖 良子(おき りょうこ)さんRyoko OKI
1952年 沖永良部島 後蘭(ごらん)生まれ
2019年7月6日撮影、40秒Recorded on July 6th, 2019. 40sec.
お話を日本語意訳でRead in English
18歳のとき、沖永良部高校を卒業して、本土に行ったの。それでね、友だちと一緒にシュークリームを買って食べたのよ。そのときはね、たぶん50円くらいだったと思う。
それで、もう、そのクリームがおいしくて、どうしてこんなクリームがあるんだろうって思って、「これ何ていう食べ物?」って聞いたら、友だちが「シュークリームよ」って。
もう、とってもおいしくて、今でもシュークリームを食べるたびに、18歳のときのことを思い出すのよ。 おしまいです。
When I was 18, I graduated from Okinoerabu High School and went to the mainland Japan. And there, I bought a cream puff with my friend. I think it was about JPY50 back then.
I couldn't believe how such a delicious cream exists in this world. I asked my friend what it was called. She said it was called a cream puff.
It was really delicious. Whenever I have a cream puff, I always remember that time of me 18.
That's it.
お話を逐語訳つき沖永良部語でRead in Okinoerabu-Ryukyuan with word-by-word translation
じゅーはちぬ とぅきー
18歳の とき
おきこー そつぎょー しー
沖永良部高校 卒業 して
たびち いじてぃ
旅に 出て
がんし… あぬー…
そして あの
あぐとぅ あぐし
友だちと 一緒に
シュークリーム ほーてぃ かだんぎ。
シュークリーム 買って 食べたのよ
うぬ とぅきわよ
その ときはね
たぶん ごじゅーえんべーどぅ
たぶん 50円くらいぞ
あたんでぃ ‘むーよ。
あったと 思うよ
がんし
それで
‘なー しってー うぬ クリームぬ ‘まさぬ
もう とても その クリームが おいしくて
いきゃし がーにゃぬ クリームぬ
どうして こんな クリームが
あーぬ むんかでぃ ‘むーてぃ
ある ものかと 思って
「ぬーでぃぬ なまえかー」 いちゃんきゃ
何という 名前か 言ったら
あぐぬや、
友だちがね
「うり シュークリームどやー」ち がーいち
これ シュークリームだよ」と 言って
‘なー うぬ とぅきぬ
もう その ときの
あじぬ しってー ‘まさぬ
味が とても おいしくて
シュークリーム かみゅぬ たんびに
シュークリーム 食べる たびに
じゅーはちぬ とぅきぬ くとぅ
18歳の ときの こと
‘むいださゆんどー。
思い出されるよ
‘なー がさどぅ あやぶる。
もう このくらいぞ あります