対格 共通語の「を」にあたる言い方 uを前につく語によって変化させます。
1.aで終わる単語は、そのままuをつける。
さた+う=さたう
例 さたう かい
(砂糖を買え)
2.長音・二重母音で終わる単語につくときは 「ゆ」をつける。
長母音 やー+う=やーゆ
「あう」 はう+う=はうゆ
「うい」 とぅい+う=とぅい+ゆ
「あい」 きーぬない+う=きーぬないゆ
例 やーゆ っゔぁでぃ
(家を売ろう)
例 はうゆ かつみでぃ
(蛇をつかまえよう)
例 とぅいゆどぅ かつみたい
(鳥を捕まえた)
例 きーぬないゆ かつみる
(木の実をつかめ)
例 じゅーゆ っゔぃ
(しっぽを売りなさい)
3.uで終わる単語につく場合はuをのばす。
っぞぅ(魚)+う=っぞぅー
例 っぞぅー ふぁーでぃ
(魚を食べよう)
〇注意 3は、提題のa(は)をつけた形と同じになります。たとえば っぞぅー zzuuは、対格形(を)と提題形(は)が同じになります。
4.iで終わる単語は、iをとってyuuをつける。
ほぅに(骨)+う=ほぅにゅー
例 ほぅにゅー ぶいたい
(骨を折った)
5.sI, cI, zIで終わる単語は、それぞれssu、ccyu、zzyuにする。
かーす(菓子)+う=かーっそぅ
例 かーっそぅ ふぁい
(お菓子を食べろ)
ぶーず(サトウキビ)+う=ぶーっじゅ
例 ぶーっじゅ いびでぃ
(サトウキビを植えよう)
あかつ(血)+う=あかっちゅ
例 あかっちゅ あらい
(血を洗え)
6.nで終わる単語は、nnuにする。
んー(芋)+う=んーぬ
例 んーぬ あらーでぃ
(芋を洗おう)
〇年配の人だと、mで終わる単語があり、その場合は、mmuにする。
im(海)+う=いんむ
mm(芋)+う=んーむ
例 んーむ あらーでぃ
(芋を洗おう)
〇若い人は、これらもnに変化しており、nnuになる。
in(海)+う=いんぬ
nn(芋)+う=んーぬ